動物園ニュース【2025年9月】〔上〕

にっぽんの動物園
当ブログでは、日本各地の動物園が取り組む活動や、近日実施されるイベントを紹介する『動物園ニュース』を、月2回(上・下)のペースで配信しています。
今回は、2025年9月前半(上)です。ぜひ最後までお付き合いください!

円山動物園 マレーグマの飼育を年内に再開へ

北海道の円山動物園は、台湾の台北市立動物園からマレーグマ2頭の寄贈を受け、2025年内に飼育を再開する予定です。

寄贈される予定の2頭は姉弟で、姉の「小熊妹」は2007年8月生まれ、弟「熊覇」は同年12月生まれの17歳。

円山動物園では、2015年にマレーグマ同士のけんかによる死亡事故が発生し、2023年からは飼育を中断していました。今回の導入により、長年途絶えていた種の存続に向けた一歩を踏み出します。導入後は、他園の個体との繁殖を目指すことになります。

公式発表こちら

鹿児島市 平川動物公園 10月から入園料を市内外で変更

鹿児島市の平川動物公園は、令和7年(2025年)10月1日から入園料を改定します。

鹿児島市は、市内在住者向けの一般料金は現在の500円から750円に引き上げられ、市外者向けの料金(1,000円)を新設することを発表しました。小・中学生も市内150円、市外200円へとそれぞれ増額されます(団体割引、年間パスポートも同時に改定)。

この料金変更は、市税負担の違いに対応した施策であるとともに、公立動物園における運営環境の厳しさを象徴している出来事だと言えるでしょう。今後、各地の動物園でも、値上げが行われるようになるかもしれません。

日本平動物園 「国際レッサーパンダデー2025」を開催

静岡県の日本平動物園では、9月の第3土曜日の『国際レッサーパンダデー』に合わせ、9月9日(火)~9月28日(日)の日程で、特別企画を開催します。

ビジターセンターにて、レッサーパンダの生態や野生の現状を紹介するパネル展示と巣箱展示が行われます。さらに、9月13日~23日にはバックヤードの一部見学(抽選制)、17日・20日・21日・27日の各日には特別ガイドを実施。また、クイズラリーや紙すき体験、チャリティグッズ販売も予定されており、保全支援にもつながる内容です。

レッサーパンダを飼育する他の動物園でも、同様のイベントが開催される可能性があるため、ぜひ調べてみてください。

アドベンチャーワールドのクラウドファンディングにぜひご協力を!

和歌山のアドベンチャーワールドでは、障がいのある子どもとその家族に特別な体験を提供するイベント「ドリームデイ・アット・ザ・ズー2025 in アドベンチャーワールド」(11月5日開催)の資金を、クラウドファンディング「READYFOR」にて8月27日より開始しています。

募集形式はAll-in形式、目標金額は200万円。集まった資金は当日の運営費や連携グッズ作成、システム改修などに充てられます。

1人でも多くの人が動物園体験を楽しむことができることを願い、当ニュースでもご紹介しました。ぜひクラウドファンディングへご参加ください!

クラウドファンディングはこちらから

まとめ

今回の記事では、2025年9月前半の動物園に関するニュースをお届けしました。

今後も当ブログでは、日本各地の動物園や水族館のイベントや出来事を、ニュースとして紹介していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました