動物園ニュース【2025年8月】〔上〕

にっぽんの動物園
当ブログでは、日本各地の動物園が取り組む活動や、近日実施されるイベントを紹介する『動物園ニュース』を、月2回(上・下)のペースで配信しています。
今回は、2025年8月前半(上)です。ぜひ最後までお付き合いください!

日本平動物園でレッサーパンダの赤ちゃん誕生!

静岡県の日本平動物園にて、2025年7月7日午後2時ごろ、2年ぶりのレッサーパンダ誕生が報告されました。2頭が生まれましたが、残念ながら1頭は7月11日に死亡しました。

もう1頭はメスで、7月22日時点で体長25cm、体重320gまで順調に成長中。母・ニコと父・和のペアによる3回目の繁殖成功です。

秋ごろの一般公開が予定されており、日程は今後発表されます。

日本平動物園の公式ウェブサイトはこちら

姫路セントラルパーク、インドから4頭のアジアゾウが到着!

7月26日未明、約35時間の移送を経て、兵庫県の姫路セントラルパークアジアゾウ4頭が到着しました。

到着したのは、シュレイシュ(雄7歳)、ゴウリー(雌8歳)、シューティー(雌7歳)、トゥルシー(雌5歳)の4頭で、園では約5年ぶりのゾウの展示となります。

このゾウたちのために、5億円以上をかけて、ゾウの森「バナーガッタ」が整備されました。一般公開は8月9日を予定しており、現在はインドから同行した飼育スタッフが調整をサポートしています。

姫路セントラルパークの公式ウェブサイトはこちら

<国内のアジアゾウ飼育状況(2025年7月現在)>※ZoologyLore調べ

オス 24頭  メス 64頭  合計 84頭(今回の4頭を含む)

多摩動物公園で、ボルネオオランウータンの赤ちゃん誕生!

東京都の多摩動物公園で、2025年7月11日(金)にボルネオオランウータンの赤ちゃんが誕生しました。

母親は24歳のキキで、7年ぶりの出産(3回目)、父親は40歳のボルネオです。

今回生まれた赤ちゃんはオスで、母子ともに健康です。現在10頭(オス6、メス4)が同園で飼育されています。公開時期は母子の体調安定後に案内予定だということです。

公開されたら、ぜひかわいいオランウータンの赤ちゃんを見に行ってはいかがでしょうか?

オランウータン誕生のお知らせ

とべ動物園「しろくまピース」、東大と健康管理研究開始

愛媛県のとべ動物園では、長年展示されているホッキョクグマ「ピース」が、長年、てんかんの症状に苦しんできたことから、東京大学の専門家と協力してオメガ3脂肪酸による発作抑制の研究を進める予定です。

7月22日に視察が行われ、飼育スタッフ発案の食事改善案を東大が支援する形で、科学的な健康管理が始まります。ピースは現在25歳を迎え、老いへのケアが課題となる中での挑戦です。

ピースの誕生から飼育を担当し続けてきた高市キーパーとピースの物語は、さまざまなTV番組やネット記事などで取り上げられています。動物園が好きな方は、ぜひ調べてみてください!

まとめ

今回の記事では、2025年8月前半の動物園に関するニュースをお届けしました。

今後も当ブログでは、日本各地の動物園や水族館のイベントや出来事を、ニュースとして紹介していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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